博士課程教育リーディングプログラムフォーラム2013

日時:2014年1月10日(金)・11日(土)場所:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター

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ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター

ご挨拶 Invitation

大阪大学総長 平野俊夫
ご挨拶
  博士課程教育リーディングプログラム・フォーラム2013実行委員長 大阪大学教育担当理事・副学長 東島 清
ご挨拶

 拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 2012年度に東京工業大学の皆様のご尽力により盛況となりました「博士課程教育リーディングプログラム」の全国フォーラムの第2回を、光栄にも本学主催で開催する運びとなりました。
 現代社会は、高度に発達した科学技術に支えられている一方で、環境やエネルギー問題、成長や格差の問題など、多種多様な課題に直面しています。今後も発展していく科学技術は豊かさや福祉の向上に向けて様々な可能性の源となる一方で、新たな課題を生み出すかもしれません。
 そのような未知の複雑で困難な課題を克服するには、多元的な課題に潜む物事の本質を見極め、従来からの常識や考え方を超えた課題解決へのチャレンジとそれを先導できる高度な人材が求められています。ここに「学問と教育の府」として大学が果たすべき役割は極めて大きく、かつ多様です。
 このような社会的背景とも呼応して、文部科学省は平成23年度から「博士課程教育リーディングプログラム」事業を開始しました。これは、優秀な学生を俯瞰力と独創力を備え広く産官学にわたりグローバルに活躍するリーダーへと導くため、専門分野の枠を超えて博士課程前期・後期一貫した世界に通用する質の保証された学位プログラムを構築・展開する大学院教育の抜本的改革を支援するものです。すでに全国24の大学で44プログラムが推進され、次代のリーダーが育ちつつあり、今年度も新たなプログラムが採択され動き出そうとしています。
 そのような状況の中で開催する本フォーラムは、経済界をはじめ、広く国民の皆様に、日本で全く新しい博士人材が育ちつつある様をご覧いただく機会ととらえ、趣向を凝らした企画を準備しています。
 時代を遡りますと、本学の原点である適塾には、日本全国から1,000名を超える志を持った若者が集い、切磋琢磨し、新しい時代を切り開いていきました。今回のリーディングフォーラムも、全国から大阪の地に志高い優秀な学生が集います。彼らもまた当時の適塾生たちのように互いに切磋琢磨し、次代を担うリーダーとして、物事の本質を見極め世界に羽ばたくことを期待しています。
 この2日間が参加される皆様にとって実り多いものとなりますよう、さらに、各プログラム、各大学が、社会の期待に応えますます発展していくことを祈念いたします。
 新年はじめの大変お忙しい折とは存じますが、ぜひ御来場賜りますようお願い申し上げます。

2013年9月
大阪大学総長 平野俊夫

ご挨拶

 今回の博士課程教育リーディングプログラム・フォーラム2013の実行委員長を務めます大阪大学教育担当理事・副学長の東島です。
 今、大阪大学では、5つのリーディングプログラムに取り組んでいます。それぞれがユニークな教育カリキュラムを作り、苦心しながらも意欲的に取り組んでいるところですが、年次が進んできた次の課題として、学年間での縦の交流、そして学内の各プログラム間での横断的な交流を生むシステムづくりが必要だと考えています。
 一方全国でも、24の大学で44のリーディングプログラムが活動し、それぞれに工夫を凝らしながら、このプログラムの発展に尽力されていることと思います。
 今回のリーディングフォーラムは、ここ大阪に全国のプログラムに参加する学生、教職員の皆さんが一同に会する大規模な催しです。リーディングに関わる学生や教職員同士がプログラムや大学を超えて交流することで、それぞれが抱える課題が解決の方向に向かい、新しいダイナミズムが生まれるきっかけにすることができればと期待しています。
 その思いをもって、フォーラム2013では3つのことを期待して企画を考えています。
 1つ目は、リーディングプログラムで学ぶ学生の皆さんへの影響です。
 学生フォーラムとして、実際に社会で問題となっている共通の課題を設定し、リーディングで学ぶ学生の皆さんにチャレンジしていただく企画を用意しています。準備期間が必要なハードな内容ですが、社会が抱える課題に挑戦することは、全国のリーディングプログラムが取り組んでいる目的そのものだと思います。力試しのつもりで、取り組んでいただきたいと思います。
 この企画に期待するのは、全国の学生が交流することでお互いに刺激を受けることです。フォーラム1日目に、学生がそれぞれで考えてきたことをワールドカフェ方式で披露しあい交流する時間を設けていますし、チーム編成もプログラムや大学を超えて組んでいただくことも可能です。ここでの交流を通じて、将来社会に出てからも、連携していくことが可能となるような良い出会いを作っていただきたいと思います。
 2つ目は、これからの大学院教育へ与える影響です。
 大阪大学としては、各リーディングプログラムの取り組みで良いものを、全学的に大学院教育へフィードバックし、教育の改善に活かしていきたいと考えています。
 今回のフォーラムでは、学生を主役とした上記の企画以外にも、リーディングプログラムの教職員スタッフを対象としたワークショップを予定しています。全国の大学院で取り組まれている良い例や、課題を共有し、日本全体でより良い大学院教育へつなげることを期待しています。
 3つ目は、こういった大規模な催しを通じて、社会の皆さんに全国の大学院で新しいタイプの博士人材が育ちつつあることを知っていただきたいと考えています。
 今回のフォーラムには、基調講演やパネルディスカッションに社会で活躍されておられる方々にご参加いただく予定です。また、いくつかの企業の皆様には、学生フォーラムにもご協力を賜ります。是非、学生たちに叱咤激励をいただければと思います。
 最後に、本フォーラムでリーディングで学ぶ学生が躍動し、スタッフの皆様にとっても実りあるものとなり、より良い大学院教育が展開されるきっかけとなることを祈念して、新年、ここ大阪でみなさまとお会いできることを楽しみにしております。

2013年9月
博士課程教育リーディングプログラム
フォーラム2013実行委員会 委員長
大阪大学 理事・副学長(教育担当)
東島 清

ご挨拶